2014年7月3日木曜日

日本の文学賞.覚書.


図書館でいただいた便りを覚書.

文学賞は、純文学、大衆文学、推理小説、SF.、歴史小説、ライトノベルなどジャンルは多岐にわたり、
エッセイ、ノンフィクション、詩、短歌、俳句など含めると、450種類以上あるそうです.
そうした文学賞には、文壇に登場していない新人を対象とし、未発表の作品を公募して選考するものと、
既に発表済みである作品や既存のサッカに与えられる賞に大別することができるようです.

文学賞のなかでも有名な芥川賞・直木賞は昭和10年の創設以来、2013年下記に150回を迎えたそうです.
また、本屋大賞は書店員の選ぶ賞で、現在では芥川賞・直木賞受賞作品よりも売り上げ部数が伸びる賞として
注目を集める賞とのこと.


2013年受賞作

・本屋大賞
(2013) 「海賊とよばれた男 上・下」 百田尚樹
(2014) 「村上海賊の娘 上・下」 和田 竜



《純文学(娯楽性より芸術性に重きを置いている小説)》

・ 野間文芸賞(純文学の小説・評論家)
「未明の闘争」保坂和志

・谷崎潤一郎賞(時代を代表する優れた小説・戯曲)
「愛の夢とか」川上未映子


・芥川賞☆非公募新人賞
 (上期) 「爪と目」 藤野可織
(下期) 「穴」 小山田浩子

・ 野間文芸新人賞☆非公募新人賞
 「想像ラジオ」 いとうせいこう

・三島由紀夫賞☆非公募新人賞
 「しろいろの街の、その骨の体温の」 村田沙耶香

 ・太宰治賞☆公募新人賞
「さようなら、オレンジ」 岩城けい

・文藝賞☆公募新人賞
「世界泥棒」 桜井晴也
 

《大衆文学(芸術性より娯楽性に重きを置いている小説)》

・直木賞
(上期) 「ホテルローヤル」 桜井紫乃
(下期) 「恋歌」 朝井まかて
「昭和の犬」 姫野カオルコ 

・山本周五郎賞
「残穢」 小野不由実

・新田次郎文学賞
「満つる月の如し 仏師・定朝」 澤田瞳子

・吉川英治文学賞
(2013) 「沈黙のひと」 小池真理子
(2014) 「海と月の迷路」 大沢在昌
「祈りの幕が下りる時」 東野圭吾
 

・松本清張賞(良質な長編エンターテインメント小説)☆公募新人賞
「月下上海」 山口恵以子

《推理小説》

・日本推理作家協会賞
「百年法」山田宗樹

公募新人賞
・江戸川乱歩賞 
 「襲名犯(受賞時「ブージャム狩り」)竹吉優輔

・このミステリーがすごい!大賞
「特命指揮官」 梶永正史


《児童文学賞》

・坪田譲治文学賞
「世界地図の下書き」 朝井リョウ

・講談社出版文化賞 絵本賞
「さがしています」 岡倉禎志:写真/アーサー・ビナード:作
 
本屋大賞はいつも面白いので、多分これまでの本は大体読んでいます.
2013年と2014年の分は、彼も読んでみたいと言っていましたので図書館で予約中です.
予約数が多くていつになるか分かりませんが、忘れた頃にくる楽しみになりそうです.

純文学の「爪と目」読みましたが、芸術性に重きがおいてある賞というだけあって
 確かに言葉に深さがあるような作品でした.
(感想→) 
それに対して大衆文学の「ホテルローヤル」は、物語にどんどん引き込まれていく楽しさがあったように思います.
(感想→) 



それぞれ好みがあるので、賞をとったから楽しめるとは限らないのですが
本を選ぶときの一つの参考にするのもいいですよね.



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