悩んでいた箒.

ずっと使いたいと思い白木屋伝兵衛さんのHPを見てみることに.

より箒に魅力を感じました.

しかし、箒の種類も様々で私の用途にどれが合うのか分からず

HPに“お気軽にお問い合わせください ”とありましたので、早速問い合わせてみる事にしました.

すると、親切に回答をくださいました.
以下は少し省略しているところもありますが、回答いただいたものです.

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①シュロか江戸箒の違いについて

「シュロ」か「江戸箒」かでお悩みになるかと思われます。
フローリングが「シュロ」、お座敷が「草のほうき（江戸箒）」

と、はっきり分かれている訳ではございません。

シュロは柔らかく床にストンと落とし、そのまま床をなでるようにして使う箒です。
力を入れずごみを「集める」使い方をしますから、

「江戸箒」よりは、結果的にごみや埃が舞い上がらない特性がございます。

シュロは「植物性油脂」を多く含みアクの強い素材です。
よって非常に耐性に富んでおります。

１５年から２０年は保つ箒と呼ばれております。

長年にわたって、掃くことによってその油脂・アクが床に移り、天然のワックスがけの効果が出てくるわけです。
ですから、シュロはお座敷に比べ相性はいいと申し上げてよろしいかと思われます。

ただしシュロは最初に「粉」がでます。３～４ヶ月長くて半年は「茶色いパウダー状」の粉がポロポロでます。
無論ごみと一緒に集めれば問題ないのですが、
いきなりお座敷で使うと、その粉が畳の目に詰まってしまう恐れがございますので注意が必要となります。

一方、「江戸箒（草のほうき）」は草が持つ「コシ」でごみをささっと「掃き出す」使い方になります。
無論フローリングでも十分つかえますし、傷がつくことはございません。
特に「江戸箒」は職人頭・高木が、草を一本一本手で触って、

「柔らかさ」と「コシ」のバランスがとれた草を選別した上で編み上げております。

ですから「軽く」・「コシがあり」・「掃き出しがきき」・「草がおれにくく長持ち」致します。
シュロに比べれば、とっつきやすい箒です。

特に「箒で掃除をするのに慣れていない方」は江戸箒の方をオススメしております。

結果的にシュロでも草（江戸箒）でも、フローリングや畳の両方に関しましては、十分、掃除道具として機能いたします。

②「２LDKの部屋（畳、フローリング」でのご利用を踏まえると、

一般的には「江戸箒（草のほうき）」が向いているのでは・・・と存じます。
また「不精箒・長柄」は穂の幅が20ｃｍ弱です。
「2ＬＤＫ」の部屋全体を掃くには、ちょっと効率が悪いと思われます。
また「2ＬＤＫ」でしたら、手箒でもさほど負担にはならないと思われます。
いずれにしろ長柄はコシを屈めず、手箒よりは「楽に」後利用いただけます。
ただし「取り回し」「コンパクト性」は手ほうきが優ります。

・「江戸長柄・手箒各種」
・「おてがる箒・４５００円」
でしたら、どちらでも問題ないと思います。

どうぞ、ご検討くださいませ。
他、ご質問・疑問点等ございましたら、なんなりと申しつけくださいませ。
失礼致します。

分からない事は直接問い合わせてみて良かったなと思います.

分かりやすいですよね.

真剣に応えてくださり、私もじっくり考えお勧めしていただいた“おてがる箒”を購入する事にしました.