2015年8月26日水曜日

心遣い。


夏休みに吉野川の花火大会に行きました。

今年の夏は花火をしていなかったでの、
実家で遠くの花火を眺めただけでしたので
近くで見ることができる花火、迫力があって“THE 夏”気分を味わう事ができました。



 久しぶりの人、人、人。
屋台、屋台、屋台。



花火は一度だけ写真に撮り、あとは自分の目でしっかりと。


嬉しかった思い出。



+++


吉野川花火大会は有名のようで
行きも帰りも電車は満員でした。

行きは少し早めに出たので座ることができました。

帰りは早めに切り上げて帰路に向かいましたが、
考えることはみんな一緒。
すでに駅に着いたときはホームは人で溢れていました。

電車に乗り込みましたが
やはり立つことになりました。

立っていましたが、
隣に夫がいたことと、出入り口近くの持ちやすい場所を持っていたので
安心して乗っていました。


有名な花火大会だけあって
浴衣に草履の女性も沢山いる電車内。



ちょうど目の前に乗っている方も浴衣。
私たちより早めに並んで電車を待っていたのだと思います。
「ぁ~疲れたね、絶対座りたかった~」など
一息付き隣の友人と話されていました。


そんな話しを聞きながら、
「浴衣、ましてや下駄、きついよね~うんうん」と勝手に私も思っていました。
可愛いですけど、浴衣で歩いて立ってはきついですよね。笑




しばらくすると、突然そのやっと座れたことに喜んでいた方が(多分学生さん)
「あの、座ってください。」と話しかけられました。

ん??

と思っていると

さらに「気付かなくてすみません。どうぞ座ってください。」

と。


私は、自分が妊婦であることで気遣ってくださった言葉だと思いました。


そこまで、まだお腹が目立つと思っていなかったので
なんだか不思議な気持ちでした。


浴衣女性の足のきつさと自分の今の体調を比べたとき
そのときは私自身体調が良かったことと、
彼女の下駄で満員電車立っておくことの大変さを想像したら
私の方が元気だと思い、
そのことを伝えてそのまま座ってもらいました。





でも、その日はなんだかとても嬉しい気持ちで。

その心遣いに温かな気持ちになりました。

あのとき、声を掛けていただいて本当に有難うございました。





妊婦は病気ではないし…とよく言われます。
確かにその通りです。
だけど、人の助けが必要なときもあることも確かです。


もしどこか出掛けていて困ったことがあるときは、
助けてくれる人が周りにいるかもしれないと思えたことは
ここでこれから生活していくことの安心に繋がりました。




心遣い。

それだけで本当に救われることがありますね。



ありがとうございました。




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