西加奈子著『こうふくあかの』.
お前は誰だ.
俺の子でなはい.
お前は誰だ.
39歳。男は、妻の妊娠を告げられた。
それが、すべての始まりだった。
30年の時間が流れた。
女は、穴である。
笑いながら、泣きながら、
求めながら、受け入れながら、
あきらめながら、焦がれながら、
生きている。
(帯表紙引用)
30年の時間の経過と、今との絡み合いが面白いです.
作者の筆力に引き込まれました.
男の心の変化がリアルであり、妻の心情からは女の強さを感じたりもしました.
どこかの 誰かの日常を切り取ったような作品.
人はみな日常の中に、沢山の葛藤が悩みがありながらも
幸せに繋がる道があるのかもしれないなと読み終えると少し温かくなりました.
あの、俺、そういうの、かっこいいと思うよ
(本文引用)
(本文引用)
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