2014年9月25日木曜日

西加奈子著.『あおい』.



読書の秋ですね.

読書より優先しないといけないことがあるのですが
本は読みたい. 

 そんなとき、少しの時間で読むことができ
す~っと心地良く読むことができるものということで
西加奈子さんの作品を沢山借りました.

西加奈子著.『あおい』.

00年代女子文学に愛の一閃を穿つ デビュー作

ドロンとした日常、
くだらなかった毎日も、
本当は、美しかったのかもしれない。
この本を読んで、そう思った。

リリー・フランキー

 (帯表紙引用)


 主題の『あおい』と、『サムのこと』という2編が綴られています.

ありふれてあるような日常を言葉で綴っていくと
こんなにも特別に輝いてみえるんだなと
西加奈子さんの筆力に引き込まれます.



「こんなに好きになった人、おらん。」 
(本文引用)



つらい過去の中であっても
今を生きる登場人物たち.
その中で、“好き”や“愛”とかって普段はこそばゆいけど
とても大切なことに思えました.


 大切なことなんですね.




誰が死んでも、何が起こっても、日常はいつもぼうっとそこに横たわっていて、
それは悲しくなるほど無責任で、残酷で、途方も無くやさしい。
(本文引用)



毎日、わたしたちは生きているんですね.




にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ

0 件のコメント:

コメントを投稿