読書の秋ですね.
読書より優先しないといけないことがあるのですが
本は読みたい.
そんなとき、少しの時間で読むことができ
す~っと心地良く読むことができるものということで
西加奈子さんの作品を沢山借りました.
西加奈子著.『あおい』. |
00年代女子文学に愛の一閃を穿つ デビュー作
ドロンとした日常、
くだらなかった毎日も、
本当は、美しかったのかもしれない。
この本を読んで、そう思った。
リリー・フランキー
(帯表紙引用)
主題の『あおい』と、『サムのこと』という2編が綴られています.
ありふれてあるような日常を言葉で綴っていくと
こんなにも特別に輝いてみえるんだなと
西加奈子さんの筆力に引き込まれます.
「こんなに好きになった人、おらん。」
(本文引用)
つらい過去の中であっても
今を生きる登場人物たち.
その中で、“好き”や“愛”とかって普段はこそばゆいけど
とても大切なことに思えました.
大切なことなんですね.
誰が死んでも、何が起こっても、日常はいつもぼうっとそこに横たわっていて、
それは悲しくなるほど無責任で、残酷で、途方も無くやさしい。
(本文引用)
大切なことなんですね.
誰が死んでも、何が起こっても、日常はいつもぼうっとそこに横たわっていて、
それは悲しくなるほど無責任で、残酷で、途方も無くやさしい。
(本文引用)
毎日、わたしたちは生きているんですね.
0 件のコメント:
コメントを投稿