2013年11月16日土曜日

読書.遠藤周作著『悲しみの歌』.



“一番お薦めしたい”と紹介されて
興味を持ったので読んでみることに.


 

 華やかな大都会、東京新宿で人々は輪舞のようにからみ合う。
人間の弱さと悲しみを見つめ、荒涼とした現代に優しく生きるとは何かを問う。
〈裏面引用〉


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有名な小説家で宗教に関わる部分もあることから、
難しい言葉がたくさん使われているのだろう、読みにくいだろうと抵抗があったが
数ページ読み進めていくと
登場人物たちが、新宿という町の中で不思議にも繋がり合う面白さに
あっという間に読み終えた.









終盤に進むにつれて、
「悲しみの歌」が聞こえてきそうであった.


正義や優しさの中に
悲しみがにじみ出てくる作品だった.


この作品は、遠藤周作の初期の代表作『海と毒」の続編であるとみていいだろう。
と解説に書かれている.
また、読んでみようと思う.


 

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